たかがドライヤーごとき

この週末は、三菱の自動車が続々と火を噴いて大盛況! なわけなんですけども、別に急に増えたわけじゃなく今までもあったんだろうなと思うのと、他のメーカーの車は一切登場せず、まるで取って付けたように三菱車ばかり取り上げられ報道されるのに、なんか情報操作のニオイを感じる Toshitin ですこんばんわ。

ちょっと前から新聞の広告で見る、発生する電磁波を最小限に抑えた “超低電磁波セラミックドライヤー” なるモノがあります。 なんか頭近くで大量の電磁波を浴びるとよくないとか書いてあり、普通のドライヤーとこのドライヤーにあてた髪の毛のキューティクルを比較し、ほらこんなに髪にダメージを与えるでしょう!? これは健康を害しますよ!! と盛んに危険を煽り、特殊セラミックの力で美しく健康な髪を保ち、理・美容店で大好評! だそうで、おまけにマイナスイオン 65 万個発生!! だそうです。

で、限定 300 台! のこの低電磁波ドライヤーなんですが、毎週載ってるんですよね。 この広告。 ていうか、そんなもん携帯電話を 1 回使ったら帳消しなんだよ! とか思いました。

今日はこのうさんくさいドライヤーと一緒に “電磁波テスター” なるものも載っており、今なら 31,500 円のところを 10,500 円というそれは、「人体や OA 機器に悪影響を及ぼす電磁波から、健康や機械の誤動作を守るために、身の回りの数値を確認しましょう」 とか書いてあります。

で、確認しましたが何か?

数値を見たからといって、一般人になにが出来ると言うのでしょう。 せいぜい 「わーこっちからはこーなに電磁波が出てるのかー」 と喜ぶだけです。 その機械で危険な電磁波の発生を止められるわけじゃありません。 トリコーダーを見習ってもらいたいです。

資本主義のこの世の中、ま、なにを作ってなにを売ってもいいんですが、一般大衆紙がこういう広告だらけになるのは勘弁してもらいたいですね。 せめて 『月刊ムー』 あたりでしょうか。

ところで、“締め付けチカンビーム” におびえる教祖様率いる、電磁波を気にして渦巻き模様で我らを笑いの渦に巻き込んでくれた白装束の集団、どこ行ったんでしょうね。 本州をなんか南下してたみたいでしたが、鳴門の渦にでも巻き込まれてみるとネタが増えるのですが。