有事の際のファンサイトの辛さ

安倍なつみさんの例の件でノゾキ見根性が出た私は、昨日 Yahoo! の “安倍なつみ” カテゴリーに登録されている彼女のファンサイトの掲示板を一通り訪れてみました。

まぁ見る前から予想していた通り、罵詈雑言がない掲示板は皆無といってよかったです。 元々彼女のファンではないと思われる人間が、事件を聞きつけて非難の言葉を連ねていったり、それに対して元々彼女のファンであろうと思われる人間が、彼女へのいわれ無き言葉に反応し非難していたり、またそれに対して今度はその掲示板の常連と思われる人間が、冷静を装って自分の思いを長文で綴っていたり。 とにかく凄い様相を呈しています。 あまりの酷さに管理人が耐えられなくなったのか、それともここ何日かでサーバの負担が大きくなり過ぎたのか、掲示板自体がなくなっているところもありました。

別に何にもなければ、お互いファン同士すくなくとも好意を持って訪れてくるという “内部の人間” ばかりなので、掲示板でも比較的いい雰囲気でいられます。 ところが、芸能人本人が何か重大事件を起こした途端、それまでサイトの存在すら知らなかったという “外部の人間” が大挙して訪れ、それだけならいいのですが掲示板があるともうどうにも収集がつかなくなる、というのが芸能人ファンサイトの常ですよね。

あんな風に有事にファンサイトの掲示板に自分の思いを一方的に書き込むため、わざわざ訪れる人達を私は理解できないのですが、誹謗中傷を含めて何か言わないと自分の気が済まないんでしょうね。

こういうファンサイトなるものは写真などを“無許可で” いろいろ使っているものなので、本人の著作権侵害が問題になっているところ、これを盾にしてサイト全体を攻撃してくる人もまま見受けられましたが、それを言っちゃおしまいというか。 厳密に言うと著作権のみならず、肖像権なども一切を無視しているのはサイト管理人も十分承知の上なんですが、それらは申告罪でして、写真が一枚もない文字情報だけのページというのも作る側からしたら張り合いがなく、また、ただの一ファンが写真一枚一枚に対しいちいち許可を取ってまで作るのも面倒で、断られたらそれまでだし・・・というのが正直なところではあります。 そんなもんを一々権利者にチクられ潰されるようになったら、とても面白くない世界になってしまうと思うんですよ。 インターネットって。

今回、詩を盗作したのは明らかな著作権侵害で非難すべきことですが、ファンサイトの写真また画像等は著しく権利者又は作品を陥れる目的ではない限り、黙っていつまでも見過ごして権利者側もそーっとしておいて欲しいと、私もスタートレックサイトを持つ身として思います。 それって虫のいい話ですかね?

なんか凄い動画があったのでリンクを紹介しておきます。 下のリンクをクリックしてもエラーになると思うので、ブラウザのアドレス欄にコピー&ペーストして下さい。

“作り” だと思うけどなんか凄いです。 ていうか、作りですよね?