自転車用テールライト改造 その1

自転車のシートポストに取り付けて、後方へ自車の存在を気付かせるための赤色灯ですが、現在は Pnasonic の NL-920P というヤツを取り付けています。


もちろん(!?)超々高輝度の LED に換装済みです(参考:id:lcarsmania:20110227)。


これでも必要十分なのですが、緊急自動車の警光灯マニア(← ハイ、また新しいの出ました)としては、出来たらあのパターンのテールライトが欲しいわけです。 ダブルフラッシュやトリプルフラッシュのテールライトはない事もないですが、ランダム・フォーとなると中々見つかりません。

▼ いろいろ買い集めた自転車用テールライト


無ければ作ろう!


以前この手のライトを利用して、救急車の警光灯を製作してみましたが、コントローラーと電池を外部に用意しないといけなく、あくまでも実験的作品でしたが、今回は「自転車用 LED 警光灯型テールライト」 の実用品を作りたいと思います。


改造するガワは 100 均だとあまりに作りもデザインもチャチぃので、サギサカという会社から出ている 「3LED テールライト」 というのを使う事にします。

▼ 698 円というたとえ壊しても懐が痛まないお値段

点灯パターンは 3 種類。 常時点灯 → 点滅(秒間 4 発) → 右・中・左と左右変移 → 消灯 というように、よくあるヤツのパターンですね。 動画でご覧ください。

▼ 自転車用テールライト SAGISAKA 3LEDテールライト

製品の LED はとても明るいので取り外して流用しても良いのですが、基板は後々元に戻すためにそのまま残しておき、あくまでもガワだけを使わせてもらう事とします。

▼ 3 個の LED は恐らく超々高輝度レベル

▼ 分解したところ

▼ 基板サイズは横 50mm x 縦 9mm

▼ 部品は LED 3 個とカスタム IC だけ

これを自作の基板と入れ替えます。 いつものように PIC を使うのですが、今回はこの基板サイズなので PIC12F629 の SOP サイズのモノを使う事にします。

▼ まずは回路図を考える

部品点数を減らしてシンプル構成にするため、スイッチ入力ポートのプルアップ抵抗はプログラムで内部プルアップとし、LED の電流制限用抵抗も使用しません。 確か PIC の 1 ポート当たりの駆動電流は 30mA 程度だったと思いますが、点灯時間が点灯しっぱなしではなく 30ミリ秒程度なんで大丈夫じゃね? という勝手な判断です。


そうそう。 今まで秋月の AKI-PIC プログラマーで書き込んでいましたが、今回 SOP タイプの PIC を基板にハンダ付けした後で書き込みしたかったので、PICKIT3 を新たに購入しました。 これが大変便利な事この上ないので、以後 AKI-PIC プログラマに代わりコイツで書き込んでいく事にします。

▼ PICKIT3 のテストを兼ねた回路の検証中

DIP タイプの 12F629 をブレッドボード上に組んでプログラムが動く事を確認したので、本番のハンダ付けといきましょう。


続く・・・