順番待ちの列

あちこちのお守りをフロントに山盛りぶら下げている車をたまに見ると、そんな危険でバチ当たりなのにはぜひ事故ってもらいたいなと思ってしまうあまのじゃくな自分ですこんばんわ。
さて、今日あるモノを買いにイエローハットに行き、目的のモノを物色していたら、お姉さんが近寄って来てポイントカードかなんかを必死に説明しようとする。
イエローハットでは滅多に買い物をしない*1のと、この日はちょっと急いでいたので、正直言って放って置いて欲しかった。 電器店・スーパーの入り口などあらゆる所に出没する Yahoo! BB のモデム配りのお姉さんに声を掛けられた時と同じく、無下にできない人の良い自分は、一応最後まで話を聞いてやり、「今日はいいです」などと答える。 お姉さんはみな喋り損と言えよう。 その後すぐに別な人が寄って来て、説明を始めようとするから、さすがにそれはいいと断った。 こういうの、欲しいと思ったら自分から申し込みに行くので、しつこい勧誘はやめて欲しい。
ま、そんな事はどうでもいい。
目的のモノを手に持ちレジに行き、前に一人の人が会計をしていたので待っていた。 間違いなくその人の次は自分の番である。 ところが、一人のオッサンがツタコラサッサとやって来て、エンジンオイルの缶をレジのテーブルの上に「カン!」と置いたのだ。
先に払っていた人も「カン!」と置いたあと、「えっ?」というような顔をした、ような気がする。 こういう時に性格によって以下の態度に分けられる。

  1. 「おい!並んでるだろがよ!!」 と辺り構わず凄い剣幕で怒り出す人
  2. 「あの〜並んでるんですけど・・・」 と消極的注意をする人
  3. 内心 「なんだコイツ、並べよ」と思ったとしても、それを口に出すまでの勇気がなく一人不機嫌になる人
  4. 「あれ?この人先に行っちゃったよ、ひょっとして自分の並び方が悪かったのかな」などと自分の責任を考えてしまう人。

基本的には自分は最後のヤツだ。 さすがにズラーっと何人も並んでいてポッと横から入るようなら別だ。 ただし、いくらモラルが低下した社会とはいっても、今までそんな非常識なヤツの経験がないので、咄嗟に言えるかどうかは怪しいところではある。 ま、やるかどうかは相手の見た目の戦闘能力によるとは思う。
その「カン!」の時も、ただ単に置いただけなのかもしれないし、確かに順番待ちしていたとは言っても自分は少し離れていたので、そのオッサンには並んでいるとは見られなかったのかもしれないしと思ったのだ。
ところで、こんなことよくないですか? スーパーなどのレジで自分の買い物を通してもらっているとき、未清算側の買い物カゴの横にドサッ!と自分のカゴを置くオバサン。 なんて非常識な人なんだと思ってしまう訳なんですよ。 だって、レジの人が間違えてそのオバサンの分も合算してしまうかもしれないじゃないですか。 レジでのあの順番待ちの時、前の人の清算が全部終ってお金を払ってセルフ袋詰めのためにカゴを持ち上げたその瞬間、自分の買い物カゴをテーブルに置くというのがマナーだと思うんですよ。 自分はいつもそのように気を使ってますが、気にならない人はどうでもいいみたいですね。
話を戻すと、正直もうそのオッサンが先でもいいやと思ってしまっていた自分がいる。 でも、そう思ってたところ「おたく、並んでいたんでしょう?」と自分に言うので、手を上げて並んでいましたという意思表示をして、きちんと順番通りになった次第。 ま、大抵はこのように順番は守られるものである。 日本社会はまだまだ捨てたもんじゃない。
ただ、自分はこういうとき、1番目のように怒れる人に憧れる部分もある。 でも、実際は脳内シミュレーションに留めるまでにする極めて小さい小市民なのである。

*1:私は車に疎ければこだわりもなく、乗れればいい足としての道具という考えの男なんです。 今日は車内に置く温湿度計が急激に欲しくなり、たまたま寄ってみたわけです。