車のおせっかいな仕様?

ノラ猫の三毛ちゃん

今乗っている車はある程度の速度になると自動的にドアロックが働くという、いわゆる 「車速感応式ドアロック」 というヤツが付いています。 キーでロックを解除して車に乗り込み、ブーンと走り出して 20km/h を超えると、「カシャ」 と音がして “運転席以外の 3 箇所のドア” が自動的に施錠されます。

なんでもこの機能、事故を起こした時にドアが開いて車外に投げ出されないようにとかで、こぞって各メーカーが採用して一時期流行ったモノらしいですが、その後 「いやロックしてあると事故を起こしたときに、外から開かない(救出ができない)場合があるのでかえって危険」 という意見が出てきて、最近はこの機能が付いていない車がほとんどになっているそうです。

最初は 「自動的に閉まるなんてカッチョイ〜」 とか 「SF チック〜」 とか思ったものです。 今の車は 2 年前に、もちろん中古で買ったんですが、それ以前の車はそんなハイテク機能付いてませんでした。 MT から初の AT へ&初年度登録昭和 63 年という、まさに昭和の香りする車からの乗り換えでしたから、コンピュータ化された車とその機能には感動したものです。

ところが、この 「車速感応式ドアロック」 面倒なことがあるのです。 買い物などに行って荷物を後ろの座席に乗せますよね。 そして、家に着いて運転席から降りて、さて荷物を降ろそうとして後部ドアを開けようとすると・・・開かない! あっ、そうだったッ! とドアの取っ手を空振りすることがままあるんですよ。

もちろん、車から降りる前に集中ドアロックで解除すればいいんですが、おバカな私はそれを忘れて降りてしまうことがあるんです。 特に同乗者が誰もいないときなどに。 すると、余計な動作を強いられます。 ここで後部座席の荷物を降ろす方法は手順の違いで 2 パターンあります。

パターン 1

  1. 運転席のドアの鍵穴にキーを差し込む*1
  2. キーを回して一旦ロックをかける(4 ドア全施錠)
  3. 今度はキーを逆に回してロックを外す(4 ドア全開錠)
  4. 後部ドアを開けて荷物を取り出す

パターン 2

  1. 運転席のドアを開ける
  2. 集中ドアロックからロック解除スイッチを押す
  3. 運転席のドアを閉める
  4. 後部ドアを開けて荷物を取り出す

2 度手間どころか 4 度手間です。 雨降りのときはパターン 1 が多いですね。 2 年経ってようやく、荷物があるときは降りる前にドアロックを解除する、を 8 割の確率で行えるようになりましたけど。

あと、走行中にドアロックを 「カシャ」 と解除すると、間髪いれずに 「カシャ!」 となるので、なんか車に監視されているような気がして妙に怖くなったこともあります。 だって 「カシャ」 で 「カシャ!」 ですよ。 「ぅおおおお〜オマエは絶対に出さん、オレと心中しろ〜」 と車に言われているみたいで。 キャ〜っ!! ある意味ポルターガイストですよ。

一度だけですけども、車を停めて後部座席の荷物があるので事前にドアロックを解除し、ドアを開けて降りようと足を地面につけたら、いきなり 「カシャ」 とまたドアロックが掛かったこともあります。 俺を閉め出しますか?*2

*1:もちろん、キーレスではないのです。 あれって便利そうですね。 見てていいなぁ〜と思います。

*2:すべてのドアロックは運転席のとも連動している(運転席ドアのロック操作で全ドアが施錠・開錠される)ので、降りるその時にロックの部分に手が触れただけなのかもしれません。 きっと。