君子危うきに近寄らず

コンビニで立ち読みしていた男が通路の邪魔になっていたので、それを注意したらサバイバルナイフで刺されたという事件がありました。 最近はこのような事件が氾濫していて、容疑者の知人とかいう輩が 「若いヤツはやっちゃうよ」 とヘラヘラしながらインタビューに答えていたりするのを見ると、もうこっちもこういう事件に慣れっこになったというか、世の中には頭のおかしい人間がいるものだと改めて思い直させてくれるだけです。 もうモラルとかマナーとか言ってもしょうがないですね。

そういう輩に注意する場合は、こっちも徹底的にやる覚悟で望まないといけません。 言葉で注意するのはもちろんのこと、相手に口答えを言う暇も与えずナイフを出す隙も与えず、こっちのほうから行って先に倒してしまうんですよ。 場合によってはなますのように切り刻んでも誰も文句は言わないでしょう。 やるなら最後まで徹底的にやらないといけません。 中途半端にやると輩は仲間を呼んでくるかもしれなく厄介です。

とか、頭の中では一人興奮して考えるんですよ。 妄想です。 自分の頭の中ではスティーブン・セガールのように相手が武器を持っていようが巧みにかわして、軍隊式格闘術を駆使して輩が何人いようがいとも簡単にねじ伏して、遠巻きに見ていた人達からはよくやってくれたというような視線を感じつつその場を後にする。 気持ちいーっ! 超気持ちいーっ!!

でもね、実際はそういう輩に立ち向かう勇気もないですし、またそのような特技も持ち合わせてはいません。 たとえ見た目が普通でも注意すら出来ませんで、邪魔だったら自分のほうがどけて通るというくらいです。 「チッ! なんだよ!」 と思うこともありますが、それは心の中に留めて置いて普段の社会生活を営んでいます。

そもそも注意されても素直に謝るという感情のない人間に、何を言っても益はありませんから。 ヤクザだって道理ある注意は聞いてくれますよ。 たぶん。