無言

最近は猫も杓子もブログ・ブログと息巻きブログがなければウェブサイトにあらず、のような感を呈していて、それに呼応してか無料ブログサービスが続々と立ち上がってはいますが、まぁ実際のところ猫と杓子はブログどころではなくメシを食ったりよそったりして日々暮らしている訳で、なんちゅー書き出しなのか自分でも訳が分かりません。

あ、そうそう。 ただの 「日記」 は自分の生活範囲内であったことを淡々と綴り、「ブログ」 というのは自分の生活範囲以外の事を第三者に向けても発信する。 なんとなく、そういう感じなのかなぁと思ってたりします。

本家サイトへの逆リンクで、軍曹さんによる妹日記 ver.1.001 の 10/30 付で、「ある程度完成を見たサイトの日記と云うのは Blog に移すのがセオリーなのかなぁ……」 と書かれているのを発見しました。

この 「はてな」 ですが、「アンテナ」 のほうはその存在を知ってから、巡回するウェブサイトの更新を知ることが出来るという便利な機能に惹かれ、すぐに登録して使っていました。 その時、「ダイアリー」 のほうは自分が日記を書くなんて想像できず、関係ないとも思っていたのです。

ところが、ブログなるものが流行ってきて 「はてなダイアリー」 でもそれを 「ブログ」 という形で利用している人がいるのを知り、ページデザインの改良もし尽くしあとは内容の充実を図るのみ、でももう毎回の更新場所は決まっているという状況に本家サイトが陥っていたので、それではということで、日記とブログの違いもトラックバックが何なのかもよく理解しないままここ 「ダイアリー」 に登録し、本家独り言とは口調を変えて書いているわけです。

最初は流行モノに飛びついただけなんですよ私は。 ブログとして立ち上げましたが、そこはそれサイト名にはダイアリーとバッチシ入っているので、書いている内容と相まってやっぱり 「ブログ」 と言い張るのはムリがあるような気がして、どこか別の 「ブログ」 と名乗っているところにすればよかったかな、と思わないでもないです。 ま、文章が書ければ結局はどこでも一緒かなとも思いますが。

軍曹さんはブログが良さそうな理由として 「日記に直接コメント貰えるし」 というのを挙げていますが、これを期待してブログ・日記を書き始めると肩透かしを食らいます。 自分のウェブサイトを持っている人なら誰しもそうなハズですが、アクセス数に対して掲示板やゲストブックに一々何か書き込まれるということは少ないんですよね。 直接メールなんてさらに。 来るのはスパムばっかり。

実際のところ何らかの反応をしてくる人というのは、読んでいる人のほんの一握りのなかのさらに一握りで、たとえ内容が面白くても普通はそこまでしません。 来たとしても最初だけです。 大多数は 「無言の応援」 なんですよ。 私は本家サイトのほうでは、反応のないことを表面上は別になんとも思っていないと表明しているし、そう反応だらけだとメンドクサイなという思いもあったりします。 でももちろん、掲示板やらゲストブックやらで反応があると、それはやっぱり嬉しいです。 さらに直接メールで来たりなんかしたら、有難い思いで一杯になります。 ここのコメントでも一緒です。 滅多にないから嬉しく感じる、というのもあるのかもしれません。

今まで自分でウェブページを作ったことがなく、これから開設してみようかなと考えている人は、「無言の応援」 というヤツを念頭においておくといいですよ。 自分の書いたモノに対する反応は励みにはなりますが、ウェブサイトを続けていく目的ではありませんから。