風邪薬

さて、今日書くつもりだった話題を急きょ変更して、風邪のことについて書いてやろうかと。

私は風邪をひいたとき、滅多なことではというより、まず風邪薬なんて飲みません。 ひとによってはチョッと熱っぽいなとか鼻がグスグスするなとか感じた時、脱兎の如く薬局へ風邪薬を買いに走り、即行で錠剤やら粉剤やらを口に含み適度な水によって喉を潤しながら胃へと運んで、胃壁から薬効であるところの塩酸プロムヘキシンだとかイブプロフェンだとか、イソプロピレンとかを吸収させる訳です。 あ、イソプロピレンは飲んだら死んじゃうて。

ところが、私なんかからしたら 「そんな薬奴に頼ってどうするか! 軟弱なヤツめ貴様それでも日本男児かっ!」 となるわけですが、この前そんな事を言ったら 「日本男児じゃなくてもいいもん」 とか抜かしやがったのでした。

いや、それでも私は風邪で薬は飲みません。 たとえ熱が出ようともその日は熱い風呂に入り、ここでもし喉が痛い時は口で呼吸してその蒸気をしばらく吸い(これで喉の痛みは治まります。 お試しあれ。)、風邪薬なんか横目で下に見ながら早めに床につく。 そして、「この風邪め! 絶対に気力で治してやるから覚悟しろよ!!」 と自分に言い聞かせるのです。 薬と毒は紙一重とも言いますので、あんまり薬を飲みたくはありません。

ダウンタウン松本人志さんはラジオでこんな風なことを言ってました。 「おれは風邪なんかひいたことが無いねん。 熱が出たとか鼻がグスグスするとか、自分はあーもうダメだみたいな事すぐ言いよるヤツおるやろ? それ鬱陶しいねん! 腹立つ!! こんなもん気力やで」

ま、そのラジオでは後日鼻声での放送となった日があり、そのことに突っ込まれたとき面白い言い訳を展開されてた訳なんですが、それはそれとして、体力ばかりではなく気力が弱っているときにも風邪にやられるのは確かです。 だから、風邪にやられたときも薬なんかに頼らず自分の身一つを頼るわけなのです。 風邪薬なんてここ 10 数年飲んだことありません。

どちらにせよ、“風邪の症状を抑える” 薬はあっても、“風邪を治す薬” というのはまだこの世に存在してませんからね。 それが出来たら真っ先に飲むかもしれませんが。