ゆうこりん

以前ここで、現在のキャラとは全く違う小倉優子さんの過去の映像にビックリしたと書きましたが、彼女のことが 『情熱大陸」 で取り上げられるというので、ファンではないのですが興味をもってこの番組を見ました。

冒頭で 「このキャラは作りではない」 とハッキリ言ってた時から、最後の最後までずーっとあの過去の映像が頭の中でグルグル回って仕方がありませんでした。 デビューした当時から彼女のことを知っているわけではなく、『夜もヒッパレ』 に出演していてあのような喋り方をしていたというのも知らず、不思議キャラを全開というほんのここ数年からの認知なので、ひょっとして、あの過去の映像の中で見た山川恵理加さんみたいな早口喋りキャラのほうが作りで、現在のキャラのほうが “素” なんではないかと思えてくるのです。 もう普段からあのキャラで、親類縁者とでも終始あんな感じで喋っているんですよ。

売れる前の芸人さんは、元気がないと仕事がなくなるんじゃなかろうかと考えて、無闇に元気良いキャラで前面に出よう出ようとするのだそうですが、過去のあの喋り方をする小倉優子さんも、新人芸人さんと同じような思いであのキャラをデビューしたてで作っていたのかなと。

いや、ホント分かりませんよ。 小倉優子さんをデビュー当時から注目して、ずーっと追いかけているわけではありませんから。 ファンでもない私の勝手な想像です。

たとえば、今でこそ関西弁丸出しの久本雅美さんですが、テレビに出始めて世間がようやく顔と名前を一致し始めた頃、彼女は関西弁ではなく普通の標準語でテレビに出ていました。 それがある時から急に関西弁でテレビに出てくるようになり、あれ、どうしたんだろ? と思った記憶があります。 そのように最初から注目していた人にはキャラ変更の瞬間、みたいなモノを見ることが出来るでしょうけど、何にも知らないほう私などからしたら、あまりのギャップにただただ驚くばかりなのです。

今が素で昔が作り。 昨日の 『情熱大陸』 を観て、そのような事を思った次第です。 きっと根っからのファンの人は、そこらへんの事情もバッチリなんでしょうけど。

もし、あれも含めて全て現在のあのキャラは完全なる演技だとしたら。 彼女には恐怖さえ覚えてしまいます。 その徹底さに。