はたしてそれは必要なのか?

lcarsmania2005-01-06

ウチの近所に 24 時間営業のスーパーがあるのです。 その店は住宅地の県道沿いにあるけども、10 分も歩けばあたり一面田んぼが広がるという場所にあり、県内に 40 数店舗あるという有名なチェーン店の一店舗です。

別に食料品を扱うこのような店に限らず、今はどこも生き残りのために総じて夜遅くまで店を開けるようになりました。 ライバル店と閉店時間を競い合い、その結果が 24 時間営業というある意味行き着いた決断になったのでしょう。

その近所の店も元々は朝 10 時から夜 8 時まででした。 ところが、一昨年、母体の地場大手の会社が破綻してしまい、別な大手が引き取ってから名前はそのままで改装オープンしたのですが、その時から 24 時間営業になったのです。

この店、はたして 24 時間にする必要があるのかといつも思うのです。 私は夜の 9 時半頃にその店に入ったことがありますが、その時間帯でもすでに店内には閑古鳥が鳴いています。 買い物カゴに放り込みながら店内を回るのですが、私を含めて数人が見当たるだけで、あとはレジのアルバイトの若いにーちゃん数名と、店の出入り口にたむろしている若いにーちゃん達だけです。 彼らレジ係りのバイト代のほうが深夜間の売上を上回っているようにさえ感じます。

その店は三方が住宅に囲まれているのですが、店内の照明と駐車場にある灯りで当然深夜でも周囲は明々していて、駐車場には店内にいる客と明らかに数の合わない車が止まっています。 明るいのはある意味防犯にはなるでしょうけども、以前は部屋の電気を消したら真っ暗になったのに今は一晩中明々している訳ですから、私がそこに住むんだったらなんか嫌だなとか思ったりして。

私が幼い頃でもさすがに正月は 2 日を過ぎてから、しかも本来の開店時間より遅めの初売りが普通でしたし、閉店時間もどこもたいていは夜 7 時頃までした。 ところが、いつの頃からか正月も普通にいつもの時間に開店し初売りが行われますし、家電量販店なんかも閉店時間は夜 9 時頃までになって “会社帰り” でも立ち寄れるようになりました。

ここで私が 「そういう不便な頃が懐かしい。 人間本来の生活リズムからかけ離れているので深夜営業の店など必要ない」 とでも言うと思ったら大間違いです。 遅い時間帯に店が開いていると便利だと感じる職業の人もいます。 実際、夜遅くまで開いているとなにかと安心ですし、年末年始関係なく開いてくれると、こっちとしては非常にありがたい限りです。

ていうか、平日昼間に家電量販店に入ると客がまばらで、逆にヒマそうにしている店員がわんさといるので注意が必要ですが、声を掛けられないように避けていたところ若い女性店員が話し掛けてきたので、今のお勧めデジカメと機能の説明を一通り聞いて必要ないカタログと名刺をもらって来てしまった。 エロオヤジか俺は。