1 円でも足りないと物は買えない

買い物をひとから頼まれて、例えばその代金が 1,019 円だったとして、後でその金額を依頼主から請求するとき、「小銭がないからとりあえず 1,000 円渡しとく」 と言われます。 商売上のやり取りとかだったら話は別なので、ここでは身内や友人・知人とのやり取りだと考えてください。 あなたならどうしますか?

みっちり 1,019 円取り立てる人ももちろんいるでしょうが、私の場合は 19 円みたいなもんは請求せず、無いならば 「あっ、じゃ 1,000 円でいいよ」 と言って済ませますね。 10 円玉 1 枚と 1 円玉 4 枚および 5 円玉 1 枚、もしくは 1 円玉 9 枚なんて出された日にゃ、「あ〜めんどくせぇ」 と思ってしまうのです。 逆に向こうが 「20 円取っておいて」 と言われても固辞しますね。

間違えないで頂きたいのは、請求額に足らなかったり多かったりする分が 99 円以下の時だけであって、100 円単位ではもちろんこちら側もぜひ請求していきます。 例えば 1,239 円 とかだったら 1,200 円で結構です。 ただ、端(はした)が 80 何円とかになってくると、逆に 「あーめんどくせぇ切り上げて 100 円でいいじゃんクレ!」 と思います。 口に出しては言いませんが。 とにかく 100 円玉ならば歓迎します。

ま、男性は特にそうだという人が多いと思いますが、小銭は邪魔になって嫌いですね。 私はタバコを吸わないですし、ジュース類も自販機で買うことはほとんどと言っていいほどありませんから、そういう人から比べたら小銭がなくても別に困りません。 オケツのポケットの中で財布がパンパンに膨らんで、座り難く歩き難いことこの上ない。 ズボンも下がるっちゅーねん。

財布の中の 1 円 10 円を早く無くしたい私は、買い物のときには “可能な限り” それを使うことにしています。 ピッタリ支払うのはもちろんのこと、例えば 764 円とかだったら 1,064 円出して 300 円のお釣りを貰うようにしたり、1,580 円とかだったら 2,080 円出して 500 円玉のおつりを貰ったり。 財布の中から 1 円 10 円がゴッソリ無くなって、それより大きなお金が戻ってくるなんて、なんか得した気分になりませんか? 逆に 1 円 10 円があと一枚だけ足りなくて仕方なく大きなお金で支払ったら、1 円 10 円玉のおつりがゴッソリ戻ってきた日にゃガッカリデス。

でも、そうやって払う時に後ろに気を使うくらいのことはしますよ。 あらかじめ財布に 99 円分あるかをレジに並んでいるときに確めます。 もし 99 円分ありそうになかったら一応それを手にとっておいて、支払う時にそれで足りたらもちろんキッチリ払いますが、足りても足らなくても、後ろが混雑していて尚且つ 50 円を超えるようであるならば、大きなお金で払ってしまいますね。

スーパーのレジなんかで後ろに一杯並んでいるのに、合計金額が表示されてから財布を開け始め、キッチリ払うために中から 1 円 10 円を一枚一枚引っ張り出し、挙句の果てには足らないからと結局は大きなお金に換えるという時間稼ぎオバちゃんがよくいますが、私などからしたらこれは絶対に考えられないのです。