不思議な光景

えらく強い台風が接近してますが、近所でも窓ガラスにガムテープでバッテンするお宅が今日くらいから現れました。

ガムテープを貼ってガラスを補強するなんてそんなの意味がないと、あれほど言ってるのにまるで何かに取り憑かれたように毎度この儀式をやる家が多いようで。

だって常識で考えてみてください。 紙でも布でも別に一緒なんですけども、あんなペラペラのテープをX印に貼っただけで窓ガラスが強化されなんてあり得ないでしょ。 普通に。

窓ガラスより硬い物質ならば別ですよ。 風圧やら飛来物で割れる時はテープごと引き裂かれて割れ、飛び散るときはテープごと飛び散るんです。 ガムテープを貼っているからと言って、別にガラスの耐衝撃力が増す訳ありませんよね。 それよりホームセンターに売られている 「飛散防止フィルム」 を全面に貼っておく方が断然マシです。

“窓ガラス ガムテープ 補強” でググるとたくさんヒットするし、公の機関でも台風の時はそうすることを勧めているようだけども、ちょっと考えておかしいとは思わないのだろうか。 別に日本だけじゃなく世界的なものらしいし。 なんか世界的な都市伝説っぽい。

「あ〜あ、あれ剥がすとき大変なのにな〜」 とガムテープの貼られた窓を見ながらいつも思うのです。