甦った記憶

久しぶりに MS-DOS という文字をタイプしたので、色んなことが甦る。


いっちばん最初に買った PC は NEC の PC-9801NS/E というノートで、これを中古で手に入れたのがそもそもの始まり。まだ地上波で TNG を観始めたばっかりの頃だったかと思う。 この時の OS が C か D かはもう忘れたが MS-DOS 3.3 である。


HDD に 20MB もの大容量を搭載し、目に比較的優しいというグレートなモノクロ液晶を画面として備え、郷愁さえ漂うビープ音源だけというマシン。


後に 5 万近くした 4MB のメモリを増設し 4096KB + 640KB という神をも恐れる環境を整え、QuickBasic というプログラミング言語を用いて惑星連邦のロゴを 1 ドットずつ打って 30 秒近く掛けて描画させる、というグレートなプログラムを書き、ビープ音で和音を演奏させるテクニックを用いリッチな音楽環境を手に入れ、一人ほくそ笑んでいたあの時代。


今現在なら確実に死ねると言えよう。いろんな意味で。


「ファイル操作は FD 派!」 とか言っても分らないだろうが、とにかく、コマンドリファレンスの本を買って DOS の基本を学ぶことから始まり、CONFIG.SYS や AUTOEXEC.BAT を書き換えて、メインメモリからプログラムを追い出し 1KB でも削ることに血眼を上げていたものだが、今はもうキレイさっぱり忘れちまった。