10 万年に 1 秒の誤差

lcarsmania2009-01-03

時間にルーズではなく比較的 10 分前行動な俺としては、秒単位できっちり時計を合わせていきたいと常々思っている。そんな時は電波時計であり、今年になって 2 台(壁掛けと目覚まし)を購入した。


Amazon.com: 電波時計


実を言うと、去年の年末に会社の壁に掛っている時計を電波時計にしてその仕組みに関心したのが始まり。


その時計にはアナログ式で日付表示も付いているのだが、なんか知らんが設置担当になった俺は電池を入れ「時刻は自動で合うんだから何にもしなくてよしっと・・・日付はどうやって合わせるんだろ? ん?このボタンで合わせるんかな・・・」とやってると、この前入った新入りが衝撃のお言葉を発せられた。


新人「放っておけば全部自動で合うんっすよ」


俺「えっ!? 電波時計って時刻だけじゃなくて日付情報も受信してるの?」


新人「知らなかったっんすか?(笑)」


俺「・・・」


知らんかった。電波時計が受信する電波って時刻情報だけが乗ってるものだと思いこんでいたのだが、調べてみたら時・分・通算日・西暦の下二桁・閏秒情報などが乗っているらしい。そんなたくさんの情報を発信しているとは知らなかった。 銀河内のどこにいても正確な宇宙歴が分かるという、惑星連邦の標準タイムコード並みで意外と SF チック。


もし人類が絶滅してしまった遠い未来の地球にタイムトラベルしたとして、この電波を発信している施設さえ残っていればその時点での正確な日付と時刻が分かるじゃないか。 なんか昔そういう設定の SF を見て「どうやって無人の惑星で日付が分かるの?」とか突っ込んだ記憶があったり無かったりするが、まったく荒唐無稽な話ではないと言える。 ま、あくまでも何百年も何千年もそのような施設が残っていればの話だが。


↓ 標準電波送信所がどういう施設なのかと、その電波の発するタイムコードを音声化した MP3 あり
コラム: そこが知りたい家電の新技術なぜ電波時計は正確な時刻を刻み続けるのか?