ザ・タイムマシン

この前の C ドライブの 160GB から 500GB へのシステムの移行失敗大作戦であるが、データの消失が一切なかったのはもちろん、きちんとバックアップしていたからである。 いざバックアップだけが頼りなったときに、やはり 2 重化してあると安心感が違うといえる。


バックアップ作業自体は Bunbackup というフリーソフトを使い、Vista のタスクスケジューラで毎日定時に C ドライブの“ユーザーフォルダ”丸ごとを D ドライブ(この前別ドライブにしたんだね!)に行い、今度はそれを外部の NAS へとバックアップするという 2 重体制にしている。 本当はさらにこの NAS に繋がっている外部 HDD にバックアップしたいところ(3 重バックアップだよ!)だが、NAS のファイル名制限によりエラーが出て使えないのが残念。


ここまではもう何度も書いたが、現状これが「おっすオラ最強!」だと思っていた。 思っていた、と過去形なのは、そんな自分の最強に強まったバックアップ体制が、なんかとてもお子様レベルだったと思えてしまうようなものを目の当たりにしたからだ。


それは Mac の最新 OS である Mac OS X Leopard に搭載されている
Time Machine
という機能。 実はつい最近というか、今さっき初めてこの機能を Mac OS X Leopard の紹介ビデオで見て知った。


なんなっすかこれ! このファイルバックアップ機能は最強じゃないっすか! おっすオラ最強とか言ってすみませんでした!! という感じだと言えよう。


詳しくは macOS - macOSとは? - Apple(日本) を見てもらうとして、ざっくり説明すると外付けの HDD をバックアップ用ドライブに指定すると、毎時毎日 1 か月分すべてのファイルを自動でバックアップ(差分)し、いつでも過去にさかのぼってファイル(システムでさえも)を復元できるという素晴らしい機能、それである。


いや、Vista にもファイルの復元というのがあり、XP のモノとは違ってほぼ完全に以前のバックアップポイントに戻れるし、差分自動バックアップもフリーソフトなんかを使えば実現できるだろう。 しかし、Time Machine はその見せ方に感動する。 まさしくタイムマシンで過去にさかのぼるような画面効果で、こういう表現も変だが「楽しく」失ったファイルを復元できるのだ。 別売アプリケーションのようなこういう機能を OS 自身が持っているというのが何より素晴らしい。


ていうか、ぜひこれ欲しい! Windows 用ソフトウェアとしてどっかから出ないかな、と真剣に思った。


Φ Time Machine 実際の動作風景(大きい画面で見たほうがいいよ)