同化に成功!?

「あれいいっすね〜」


朝の挨拶の前に一発目の言葉がそれであった。


「特にあの艦長?役の人。 演技に注目してしまうんっすよ」


さすが趣味で役者をやっているだけの事はある。 そこに目を付けるとはまさに「ぬぬ!コヤツ中々できるな!」と言えよう。 非常にパトリック・スチュワート氏に惚れ込んだようなのだ。もちろん作り込まれたストーリにもいたく感動していた。


今回テレビで放送されたやつを DVD に録画したものをそのまま貸したので、当然ピックアップしたもの以外の前後のエピソードもある。 1 枚 4 話入れているので 6 枚で 24 話分だ。 とりあえずこのリストのエピだけを見てくればいい、とこっちは貸したつもりなのだが、それ以外も見ているご様子。


「ピックアップしてもらったあの 5 話だけ、DVD にコピー出来ますか? 友達に送ってやろうかと思って」


これはもう本物なんだろうか。ホントに同化が成功したのであろうか。


ただし、やっぱり LCARS に対しては食い付きが悪い。 「恐怖のワープバブル」 で LCARS が大活躍してこのコンピュータがどんなシステムなのか分かったでしょ? 音声対話式が憧れであり画面デザインが画期的でいかに先進的で凄いのかとこっちは早口でまくし立てたのだ。


「ふーん確かに凄いですよね。 それにしても、あの話って最後があーいうオチになっているのは感心しましたね」


カックン