消防車用 LED 警光灯ユニットの製作 〜回路〜

とりあえず電源回路の事は後回しにして、全体の回路図を書いてみました。

▼ 全体回路図

またいつものように PIC12F629 を使います。 DIP スイッチで トリプルとランダムフォー、同時と点滅を切り替えられるようにします(フラッシュパターンは 4 種類)。

今回はある程度容量の大きい LED モジュールを ON/OFF させるという事で、N チャンネル MOS-FET を使う事にしました。 これは MP4401 という MOS-FET が 4 つ入っているモジュールを使います。


1 チャンネルあたり最大電流 400mA x 4 チャンネル出力とします。 FET の性能から言うともっと流せるのですが、だいぶ余裕を見た数値設定にしました。 各チャンネルには過電流・短絡保護として定格 400mA のポリスイッチ(倍の 800mA で遮断)を入れてみました。


あと、意味があるかは分かりませんが、LED 出力部には逆起電力キャンセル用にダイオードを入れてみました。 トランジスタなど半導体素子でリレーを駆動する場合に必須なアレです。

これはなぜかと言うと、この基板から LED ユニットへの配線は車体を這わせて数メータもの距離になると思うのですが、それがコイルと同じ働きを持つようになるかもしれなく、LED が OFF になった瞬間に高電圧が発生して FET を壊してしまうかもしれないからです。 すべて“かも” で自信がないですが。


回路が出来たんで、まずはブレッドボード上に組んでみて動作するか実験してみましょう。プログラムは LED 警光灯 4 台目の物をポートだけ変更してそのまま使いました。


▼ 回路を組んで実験中


とりあえず各チャンネルに LED 1 個を取り付けた状態でテストし、期待通りの動作をすることを確認しました。 プログラムはすでに完成されている物なので早いですね。


次はテスト用の LED ユニットを作って全チャンネルに接続し、全点灯させて発熱など問題ないか確認したいと思います。