プッシューッ!

トレッキーならそうだと同意してくれると思います。 それは、スタートレックでは連邦宇宙艦の自動ドア一つとっても物凄く賢くて、通ろうとする人間の歩行速度や、意思を読み取っているとしか考えられない開閉をするという事です。

例えば、かなりのスピードでドアの前まで走ってきたとき、人間側はドアの前で一旦止まるどころかスピードを緩めることなく、なんなら走ったまま通過できますし、急いで通過したときはプシューと、ゆっくり通過したときはプッシューーーッとドアは閉まります。 気付かなかった人は今度からよ〜く観察してみてください。 特に開くときのタイミングは実に見事なのです。 まるで後で人間が開閉しているかのようなのです!*1

もちろん、連邦宇宙艦の自動ドアには挟まるようなことは有り得ないのですが、21 世紀になって何年も経ったというのに、今現在の自動ドアはというと、これが非常に融通の利かないおバカなわけなんで残念なことに挟まりやがりまくります。 ところが、私としてはスタトレの自動ドアが頭にあるので、自動ドアの都合に合わせたりはしないのです。 むしろ、突っ込んでいく心持です。 私の速度に対応しきれない、間抜け自動ドア野郎との壮絶なバトルが毎回繰り広げられていると言えます。

この前、ある家電量販店に行きました。 店内に入ろうと入り口の自動ドアに向かったら、前の人が通ってセンサー範囲から外れたあとのインターバルを過ぎて、目の前でそのドアが閉まりかけました。 こっちは毎回のことながらそんなことは一切構わず、むしろ歩行速度を上げ気味で艦隊士官ばりに通過しようとしたら、開くどころかそのまま閉まってきた左側のドアが左肩にガツンっとブチ当たり、おもいっ〜〜〜〜〜〜〜〜きり体当たりです。

それはそれは大きな音が入り口近辺にこだましまして、入り口に立っている Yahoo! BB の勧誘のお兄さん、及びエスカレーターを降りてくるお客さんらと目が合い、とても気まずい思いをしました。

この時、ちょっと斜めから進入したのがいけなかったのかもしれません。 最近の自動ドアは開くスピードは昔より早くなっているようで、たいていはこちらが気をつけずとも開いて穏便に通ることが出来ますが、斜めからの進入に弱いアホの自動ドアのセンサーは、まだまだ改良の余地ありです。

ま、それでも体当たり自爆するという開くスピードが異常に遅い自動ドアが存在していますが。

「なにもそんなに自動ドアにムキにならないでも・・・」 と思った人もいるでしょうが、スタートレックに登場する自動ドアを知っている者としたら、あの愚鈍な奴らに迎合するのが甚だ嫌なのです。 なんで自動ドアなのに、開くまで一瞬とはいえ人間側を待たせるのでしょうか。 スッと入ってスッと出たいんですよ。*2

誰がなんと言おうとも、野球で微妙な判断をした審判に対して監督が胸から差し向かって行くような感じで、これからも自動ドア野郎にはガツンとぜひ臨んでやろうと思ってます。

*1:ま、これを言ったらまったくのオシマイであり、実際に後に隠れて 2 人がかりでドアの開閉をしているのであって、あんまり人が人がとか言うな。

*2:素早いドアの開閉には、やはりモーター駆動じゃなく圧縮エア駆動のほうがいいようです。 バスの自動ドアなんか最高ですね。 あの音を聞くと宇宙艦のドアを思い出します。