谷亮子と谷亮子(28)

私は本屋でよく雑誌・週刊誌の類を立ち読みすると評判で、ひと月に目を通す冊数は 40 冊を大きく下回ることはないと言われております。 過去に 3 時間を書店での立ち読みで過ごした経験もあります。 ええ、まったく買いやしませんよ私は。 すべて立ち読みで済ませます。

あらゆるジャンルの雑誌を手にとってパラパラとページをめくり知識を深め、時には刺激的で誇張し過ぎて煽り気味なタイトル(見出し)の週刊誌に惹かれ、目的の記事を読んで実際残念な気分になったりして時を過ごします。 週刊誌の場合は怪しい記事も中には含まれているので、情報の取捨選択の訓練にもなって一石二鳥だと言えます。

ところで、つねづね週刊誌を見ていて気付いたことがあるんです。 タイトルに名前が使われる場合、女性向け週刊誌では名前のあとにその人の年齢が付く場合がほとんどなのです。 たとえば、「谷亮子(28)金メダル! 金は取れない発言の細木数子(66)の説明責任は?」 という風に。 あ、このタイトルは架空のものですから。

これが男性向け週刊誌になると、カッコでくくって年齢なんてまず付きません。 “谷亮子”、“細木数子” となります。 もちろん、本文中には年齢表記が付くこともありますが、見出しに付けられたものはあまり見たことがありません。 気付かなかった人はちょっと確めてみてください。 新聞でいいので、週刊誌の広告が乗っていたら見てみてください。

どうです? 女性向け週刊誌、たとえば女性自身*1とかの見出しをさーっと眺めると、十中八九、有名人の名前には年齢付きでしょ?

これは何ででしょう。 女性の場合は恐らく 30 あたりを超えると年齢を聞かれたくない、また聞くのは一種タブーになるような感じだと思いますが、自分以外の人、有名人の場合はむしろ積極的に知りたい、そして自分の年齢と照らし合わせたり重ね合わせたりして、その人の境遇に共感したい願望が強いという、女性心理の現われなのかなどとシロウト分析してみましたが、シロウトなのでたぶん違うと思います。 ホントのところはどうなんでしょ?

*1:女性自身という週刊誌はいいけれど、男性自身というのが創刊されるとなんか卑猥だなと思った。