またそれかよそのタイプかよ

米航空大手ボーイング社が、開発を進める「空飛ぶ乗用車」の模型を公表した。

最近 “空飛ぶ車” だと称するモノを、よくテレビやニュースなどで見たり聞いたりします。 でも、ハッキリ言いますと、それってただのヘリコプターが飛行機なんですよ。 ソレを見て 「すっげー SF みたいじゃん!」 だとか 「くぅー未来っぽくていいな!」 だとか 「とうとう実現したんだ!」 などと、アホみたいにはしゃいだり思ったりは恥ずかしくて出来ません。

だってそうでしょう? プロペラやジェットエンジンで浮いて飛ぶなんて、既存のヘリコプターや飛行機となんら変わりありません。 私が夢描いているのはそういうのじゃないんです。

子供の頃に SF 等で観た “空飛ぶ車” は、プロペラもついてなければジェットエンジンなんて野暮なモノは付いていません。 そのような空気・排気の圧力を下方へ噴出することによる作用・反作用効果で浮いているのではなく、もっと静かでもっとクリーンなズバリ言うと反重力によって浮いているのです。

現在、一部の人達は様々な理論を展開して夢見たり、また実際に模型を作ったなんていう人も存在しますが、ま、一般的なこちらの世界では反重力なんてのは SF の中でのお話です。 それが “まだまだ” なのか “結局” なのか分かりませんが。

だから “空飛ぶ車” と呼ぶなんてチャンチャラおかしいんです。 正しく “空陸両用超小型ヘリ” と “空陸両用超小型飛行機” などと言って欲しいものです。