結局そっちを買っちゃいました

家電量販店数件を巡って目的の商品の価格を比較して、一番安かったヤマダ電機に再度足を運び、毎度の事ながら入り口の自動ドアに体当たりで臨み、これまた毎度の事ながら開閉速度の遅い自動ドアに悪態をつきつつ、誇り高い日本男児であるところの俺はエスカレーターなどという軟弱なモノには乗らず、売り場である 3 階まで猫まっしぐらに階段を駆け上った。

目的の商品の前まで来るとお買い上げカードがない。 「ぐわっ! これはひょっとして在庫切れかよ!?」 と一瞬ひるんだところ、よく見ると横の電子辞書コーナーに中学生と思しき女の子が同じように物色していたが、さらによく見るとその商品の前には 「店員に在庫をお確かめ下さいカード」 が置いてあり、その言葉を信じて在庫を確認しようと思うが近くに店員がいない。

「ったく、おのれ等は居て欲しい時には居ないで、ひやかしだけの時に限って話し掛けてくるよな!?」 とか思いながら、手近のレジに向かい、支払い客がはけるまで待っていた。

すると、すかさず先ほどの女の子が、良いものが見付かったのだろう。 電子辞書の在庫をそのレジ操作中の店員に聞きに来たので、「なんだよ横から・・・こういう時はレジのお姉さんが作業を終えるまで待つのがマナーだろが!」 とはまったく思わず、「自分のおこずかいで電子辞書を買ってお勉強するなんてエライね、感心感心!」 とまるで親戚のオッサンのように思ったが、その少女はお小遣いで買うのかどうかは分からず仕舞いでいたところ、その店員と少女は電子辞書と共に戻ってきてご購入遊ばされた。

そういう割り込みタスクが発生したが、その後無事に目的の商品の在庫を確めてもらう事に成功し、その存在が確認されたので日本銀行券と引き換えに商品をもらうという経済活動を行い、また階段を猫まっしぐらに駆け下りて、Yahoo! BB の勧誘人を蹴散らし、自動ドアに体当たりで臨み、また悪態をつき、その黄色い建物を後にした。

つまり以上の事を一言で言うならば、以前プリンターを買おうか買おまいかここで悩んでいましたが、結局は CASIO の CD-R 専用プリンターのほうを買ったということです。 なかなか良い感じですよコレ。