まーそれも分かるけども

こういう時にいつも思うのですが、どの局も先を争うようにヘリを出して上空からの俯瞰ばかりを撮ったり、被災した人に 「怖かったですか?」 とか聞いたり、倒壊した家の間近に行ってわざわざどれだけ壊れているのかや、部屋の中に入ってどれだけの物が散乱しているかなどというのを映したり、しますよね。 つまり完全なる傍観者の立場なんですよ。 こっちは 「わーヒドイなー」 とか 「わー壊れてるなー」 とか言うしかありません。

公共のメディアとして、その場にいる人達向けにもっと伝えないといけないことがあると思うんですよ。 どこどこの道路の状況だとか列車だとか電気・ガス・水道はどこがどうなっているのだとか、内外への連絡手段だとか、どこに行けば食料が手に入るとか、自衛隊の給水はどこそこで行われるとか、現在どこの病院が開いているのだとか等々。 さしあたって 「地震の検証」 なんて必要ありませんよね。

全国に惨状を伝えないといけない、というのも分かるんですけども。