冒頭の PL 法の部分も読んでいくよ

何を隠そう隠すことがあるべきや、私は “マニュアル” が比較的好きな体質なのです。 言うまでもなくこのマニュアルとは、人によっては嫌悪の対象となる電化製品など買った時に付属してくる 「取り扱い説明書」 のことです。 電化製品というよりも、電子機器といったほうがいいかもしれません。

昨今の高性能・多機能な機器のために時には、ナベ敷きにいいかしら? というような分厚くてしっかりしたマニュアルが付いてくる事がありますが、私はそういったのを見るとワクワクしてくるんです。 そのワクワク感は分厚ければ分厚いほど増しますし、逆に薄いと 「ケッ、たったこれだけかよ!」 とかテンションがダダ下がり気味です。

何ページにも渡って細かい字で機能や性能が書かれているマニュアルは、とても全部は覚えきれなく頭が痛くなってくるという人もいますね。 私がそういったマニュアルの付いた機器を買ったら、まずは最初からパラパラとめくって最後まで一通り目を通して、我が家に来た新しい電子機器の持つ機能と性能に感激した挙句に、これから使っていく姿を思い浮かべてニンマリしまくりです。

それが “接続モノ” なら、該当のページを見ながら取り付けなどをやらないといけません。 最近のヤツはマニュアルとは別に “最初にお読みください” とかなんとかいう別紙が用意してあり、それにファーストステップとして取り付け方・初期設定法、などが書いてある軟弱な野郎が増えてきたので誠に残念です。 こんなもんは邪道だと言えますね。 こういったのは厚さ 3 センチくらいの全 500 ページくらいはあるマニュアルの中の 183 ページあたりに書くようにして、のっけからユーザーに探させるようにしないといけません。 その場合、目次をぜひ用意しないようにするとより効果的でしょう。

とにかく、分厚いマニュアルをベッドに転がりながら、基本以外の複雑な機能の部分を丹念に読んでいき、機能によっては 「こんなの一生使わんよ」 とか笑いながら、一つづつ確めていくのがこの上ない喜びだったりする私です。

ただ、いくらマニュアル好きとかいっても、いわゆる “恋愛マニュアル” だとかの類は読んだことはありませんから。