ザ・死角

lcarsmania2004-12-16

病院の駐車場を横切るために歩いてたら、ミニバンから人が降りてきて後部をしきりに見ているので、なにをしてるんだろうかと思ったら、その後ろに駐車してあったセダンの右前部がベコッとなっているのが見えました。 ミニバンのその女性が後方不注意で当てたんでしょう。

当事者じゃない者からしたら、こういうのを目撃すると 「ア〜ララ、やっちゃった!」 とあくまでもチビットだけですが、テンションが上がったりしませんか?

実は私も最近、危機一髪のところでブレーキを踏んだ事があります。 祖父の墓参りにお寺に行った時のことです。 そのお寺の駐車場は狭いなんてもんじゃなく、周囲を家に囲まれているわずか 5 台しか入れられないようなスペースで、車一台ギリギリ通れる市道? に面しています。

墓参りが済んだので帰ろうと 2 回ほど切り返しをして(それくらい狭い)車を出したら、タイミングが悪いことに向こうから車が来たのです。 当然すれ違いなんて出来ないので、私はギアをバックに入れてそこまで下がればいいだろうと、駐車スペースのところまで少し下がることにしました。

その時は親父と二人で来ていたのですが、助手席に座っていたその親父が 「ストップ! ストップ!」 と突然言い出したのです。 えっ?! と慌ててブレーキを踏んで停止し、「後ろにポールがある」 と言いながら親父は降りていきました。

駐車場の出入り口に設置するアルミ製ポールとして、必要ないときは地面に埋没させて、閉め切るときには上に引き上げて半回転させて止めるタイプのモノがあるでしょう? そのポールの存在に私は気付かずにバックさせていたところ、サイドミラーを見ていた親父がチラっとそれが映ったので、慌てて止めさせたという訳です。

あの時一人だったら確実にコツンとやってましたね。 何しろそのポールを下に降ろしている親父の姿は、サイドミラーにもルームミラーにも映っているのですが、ポール自体はまったく見えないのですから。 自動車教習所で一番最初に教わる 「乗車前に周囲を一周して安全を確認する」 というのも、あながち大げさなことではないなと今は思えます。

自動車運転時における死角の存在を再認識した出来事でした*1

*1:左折時の目視確認は大事です。