BUS

中途半端な都市部である私の居住区みたいなところでは、車がないと不便でどこそこに行けないので、普段の移動はもっぱら自分で運転する車となるのですが、昨日の日曜日、どうしても車が使えなかったので、久しぶり、数年ぶりにバスに乗ったんですよ。

ところで、バスなんかに乗る時に皆さんはどの位置に座りますか? どんなに空いていても一番後ろに腰掛けるという人、一番前に真っ先に向かう人、入り口近くに陣取る人、いろいろいるかと思います。

私の場合、もちろん空いていたらですが、バスの運転席の真後ろに座るのです。 ここが私にとっての特等席で、運転する様子ならびにバスの目線からの前方の景色およびスイッチ操作などを観察などする訳です。

そんな奴はバスマニアじゃねぇのか?と言われそうですが、そんなことを言ったら本物のバスマニアの方に大変失礼となるので申せませんが、とにかく電車でも飛行機でもなんでも、特別な乗り物の操作する場所というのはワクワクするものです。

あ、そういえば電車なんて 20 年以上乗ってないや。

まそれはともかく、久しぶりにバス(市営)に乗って特等席が空いていたので座ると、タクシーのように運転席とは広告版で仕切られ、運転手さんが見えないようになっていてちょっとガッカリしました。

あ、そういえばタクシーなんて 10 年以上乗ってないや。

それでも隙間から前方の様子だけは見られたので眺めていたのですが、乗り込んでしばらくしてあることに気付きました。 まったくシフトチェンジをしている気配がないのです。

そうなんですよ。そのバスは AT 車、オートマチックトランスミッション車だったんです!

そのことに気付いた瞬間「おっスゲェ!」と感動しました。 だって、バスがオートマなんですよ! こんな図体のデカイものをギア直結より伝達ロスのあるオートマでも動かせるとは! バスのオートマ最強!とか、とにかくもうなんか嬉しくなっちゃってニタニタです。

それからは目的地につく 30 分間、バスのエンジン音とシフトアップのタイミングを聞いて、今 2 速・・・はい 3 速・・・ここで 4 速! と数えっぱなしです。 目的地には乗り換えをしないといけないのですが、次に乗ったバスもオートマバス!

前回の教訓をいかして乗り換えたバスは特等席の隣、運転手さんがよく見える位置に座り、床からニョキッと伸びてるシフトノブがなく、代わりにハンドルの横に AT シフトレバーがあること、ホントに右足だけの操作で運転手さんはバスを運転していることを確認し、私のテンションは MAX!!

家に帰ってからネットでさっそく調べました。 このバスはいすずの「エルカ・ミオ」という車種だそうです。名前がなんだかカッチョいいですね。バスはいずれこのエルカ・ミオに代わってしまうそうです。

調べてみて知りましたけど、バス以外でも最近は大型トラックなどもオートマの車種が増えてきてるそうです。ちょっと前までバスやトラックなど大型車ではオートマは使えないとか言ってましたが、もうそんな時代ではないんですね。

ていうか、ここまで書くと立派なバスマニアですか? いやいや、ひょっとしてオートママニアですか?

あと、自家用車なら 30 分あれば着ける所をバスだと 1 時間半も掛かるという。