くもり
というわけで、神経を抜くということで、まずは麻酔をということになりました。
打ったあとしばらく置くといことで横たわっていると、左下側の感覚が徐々に分からなくなってきました。 数分後に先生が横に来られて「痛かったらすぐに手を上げて下さいね」と。さぁ治療の開始です。
「ウィ〜ン」というあの独特の甲高い音が始まり、歯に当たった瞬間!私は手を上げました。痛いっす。
先生「あ、痛いですか?もう一回麻酔しますね〜またしばらく置きます」すでに唇の感覚がなくて、コップでうがいするとピュ〜っと横から水が漏れ出るんすけど。
数分後。また横に先生が来られて、「痛かったらガマンしないでまた言ってくださいね〜」
「ウィーン!」 勢い良く手を上げる私。ちょっと笑う先生。 「はははは、少し麻酔の効きが悪いみたいですね〜」
2回も麻酔をかけたのに効かないので、中一の時に受けた虫垂炎の手術の時のことがフラッシュバックしました。 局所麻酔を脊髄から打った後「ゆっくり10まで数えてください」と言われ、「イチ・ニ・サン・・・」とカウントアップしていくと普通は途中でストンと意識がなくなるものなんだそうですが、私は見事に無事になんの問題もなく10まで数えきりましたよ。ええ。
その時の麻酔担当?の看護婦さんに「強いね〜」と言われちゃいましたよ。ええ。先生達がずらずら横の扉から入って来る所までしっかり見ましたよ。ええ。
その時にも言われましたが、麻酔が効きにくい体質だそうで。 ま、その後の記憶がないので結局は意識を失ったんですが、その後が怖いことで、手術中に何度か目が覚めてるんですよ私。なんかお腹の中をグニグニいじられているというか、痛みとまではいきませんがなんとも奇妙な感覚を感じつつ周りを見回してました。
朝鮮朝顔を食べても平気かもしれません。 華岡青洲もビックリですね。
そんな話を歯医者の先生に話したら、「上の歯と下の歯とでも効き方が違ってくるんですよね。この部分はもともと効き易いんですけどね・・・」とかで、2年前に右上の親知らずを抜いたときは全然痛くなかったんですけど、そんなこと言っても始まらないので、とにかくもう一回麻酔しましょうということになり、3回目の麻酔を断行!
数分後「ウィーン!」 勢い良く手を上げる私。ちょっと笑う先生。
麻酔が効かないっす!
ということで、「ちょっと痛いかも知れませんが、少しだけガマンしてください。ほんとゴメンなさいね。これが済んだら即効性のある麻酔を使いますので、もう少し頑張ってください」とちょっと怖いことを言われたので、歯を食いしばってていうか食いしばれないし食いしばったら口の中が血だらけになるので、手をグーにして耐えることにしました。
「ウィーン!」 勢い良く手をグーにする私。ちょっと手を休める先生。
「ウィーン!」 さらに手をグーにする私。ちょっと手を休める先生。
「ガリガリガリ」(たぶん神経を取ってる音)ぐぐぐぐぐ「もうちょっとだけ頑張って下さい!」
「プシュー」 「はい、終わりました。もう大丈夫ですよ」
全身汗だくです。もちろん私がですよ。
もうね、なんで歯に神経なんて伸びとるんかと。お前はバカかと。そもそも必要あるのかと歯の神経を恨みましたね。
その後は殺菌して一時的な詰め物をして、次回本格的に治していくということになりました。 帰るときに聞いたら麻酔は1本半分使ったそうです。
コレ以外にも虫歯があるので、これからも治療は続きます・・・。