10 年後の PC
「10 年後の PC を予測する」と題して 5 年ほど前に書いたものが、このほどハードディスクの奥深くから発掘されました。読んでみると 5年しか経ってないのにすでに外れてたりして、この程度の予測しか出来ないのかと我ながら先見性のなさに涙が出ます。
1.液晶に代わり有機 EL ディスプレイになっている
なるんでしょうか。あと 5 年で。もう液晶ディスプレイのほうは普及するとこまで普及して値段も落ちるところまで落ちてるんですが、まだ当分は液晶の天下だと思います。
2.むやみに画面は大きくならないと思うので、一般では 15 インチ程度が普通だと思う
今現在 17 インチを使ってますハイ。15 インチがメインだった頃は 17 インチなんてデカ過ぎていらん!なーんてこと思ってたんですが、今となると 15 インチなんてせまくて使ってられません。でも 19 インチはデカ過ぎていらん! ← さーて 5 年後どうなってるか!
3.タッチパネルになっている
イエス!おや?おたくのディスプレイまだタッチ出来ないんですか?
4.不揮発性メモリと OS のサポートで、スイッチオンでまさに他の家電製品のようにすぐに使えるように
不揮発性メモリはまだだけど、Windows Vista は電源の管理が新しくなっていて、終了ボタンの標準が新しいスリープになっています。ブラウザもメーラーも書きかけのテキストもそのままで終了させ、次回電源を入れると 10 秒くらいで立ち上がって再開できるので、これが中々快適なんです。ハードウェアに頼らず工夫でなんとかいけるじゃんと思いました。
あ、そうそう。地デジ対応液晶テレビは電源オンでもすぐに立ち上がらないので少しイラっとしませんか。HDD レコーダーとかも。
5.CPU はこのまま順当に行けば大方の予想通り 10GHz にはなってるだろうけど、一般家庭で使われる PC がマルチプロセッサーになることはないと思われる
結局 3GHz 程度で打ち止めになったみたいですね。ていうか、今これを書いているマシンは Core 2 Duo です。クロックを上げていくより複数のコアを内蔵していくほうに向かうみたいで。
6.フロッピーディスクドライブいらん
そのとーり。
で、結局は基本的には今とあまり変わらない PC が、今と変わらなく一般家庭で使われているのが現実で、一気に飛び越えて LCARS のようなコンピュータは登場してはいないですね。
でも、10 年前より思ってたよりは SF みたいにはならないし、逆に思っていたよりも SF になってしまったと感じますね。 50 年後の PC とかになるとどうなってるんだろ。