ハーモニックサイレンアンプ Mark-II 〜リモートサイレン〜

ケース加工が終わって基板を収めてスイッチ・ボリューム間の配線を終わらせました。 Mark-I は試作と言う事でアクリル板に乗せただけでしたが、やはりこうやってケースに収めるとそれなりのモノに見えてきますね。

と、ここにきて、なーんか、右上のスペースが気になります。

▼ 右上にはまだ若干の余裕が見られる

そうだ! 「リモートサイレン」を追加してみよう!



サイレンアンプからは交差点侵入時などに鳴らす「ウ〜」音(電子モーターサイレン)が出ます。 これはピーポー音と排他的に切り替えるわけですが、良く聴くと本物の救急車にはそれとは別に少し甲高い「ウ〜」音(ホントのモーターサイレン = リモートサイレン)が聞こえてきます。

この機能を余ったスペースに実装しようかなと。 ただその前にちょっと実験してみる事にしました。

ウ〜音は秋月電子の DDS キットを使いましたが、リモートサイレンも手っ取り早く DDS キットを使う事にします。と言う訳で大至急 DDS キットを手に入れました。

▼ 一部部品の型番が変わって名称も DDS2 になったキット

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-04594/

このキットの製作過程は例のごとく省きます。 シリアルモードで使うので、DIP スイッチ 3 個は取り付けません。

▼ いきなり完成!

半田付けが終わったら、既存の DDS と入れ替えて正常に動作する事を確認しておきます。 各基板間配線をコネクター式にしていると、こういう時に便利ですね。


次に回路図です。 既存のモーターサイレンユニットと同じで、PIC12F629 で制御します。

▼ リモートサイレンユニット回路図

ボタンを押すとウ〜が鳴り、離すと鳴り止む。 ボタンを押してる間は LED が点灯することとします。 コントロール基板は両面基板にサクッとレイアウトしてハンダ付けして、親亀の上に子亀を乗せて〜の恰好にしました。

▼ DDS の基板の上に PIC 基板を載せる

▼ 気になっていたスペースに収めてみる

やはりこんな感じにギッシリ詰まっているほうが好きですね。 このゴチャゴチャ感がたまらない。

▼ ハードが完成したのでテスト開始

さて、プログラムは既存のを少し改造してそれっぽく調整してみましょう。 既存の DDS はコントロールユニットの PIC16F886 で制御しているので、それを PIC12F629 用にアセンブラを書き直します。 DDS への周波数設定と発音命令はサブルーチン化しているので、書き直すといっても CONFIG とポートのアドレス関係だけです。

周波数ですが、電子モーターサイレンは 250〜850Hz にしましたが、こっちは 300〜900Hz にしてみました。 それと周波数の立ち上がりはそのままですが、立下りは若干長くしてみました。

▼ 実験風景はこちら

いい感じ!