自転車用テールライトの改造 ver.4 〜製作偏〜

緊急自動車型テールライト ver.3 は夜間の自転車走行時に目立って良いのですが、さらに ver.4 として改良を図る事にしました。

2012-12-05 - LCARS blog Supplemental

▼ これ


まず使っている LED が半値角 60 度の 5mm 砲弾型なので、正面は明るいのですが真横に周ると光量が落ちるのが不満でした。 真横からでも視認させていきたい!

という訳で、これを自動車のストップランプやルームランプ用の改造パーツとして最近使われている Flux LED に置き換えます。

Flux LED とは四角くて 4 本足の砲弾型 LED より広角でより電流を流せる LED の事ですね。

▼ これ Flux LED


最初に半値角 120 度・輝度 2600mcd という Flux LED を購入しました。

▼ 9 個並べてハンダ付けして点灯テスト

9 個も並べるとさすがに明るいですが、サイズ的に例のテールライトに組み込む事が出来ません。 これはこれでお遊びと言う事で。 後々なんかで使います。

でも、ここで思いました。 半値角 120 度というのはいいとして輝度の数値がどうも納得できません。 ていうか、半値角ばかり気にして輝度を全然見ないでポチりました。

これでは ver.3 で使っている LED の 1/5 以下です。 そこでもっといいのは無いかと探していたら、半値角 120 度・輝度 12,000mcd という Flux LED があるじゃないですか! 角度と輝度を何度も確認してポチっとな。

▼ Monstar Flux LED とかいうヤツ

これを採用する事にします。


さて、基板作成ですが今度こそキレイにエッチングで! と思い DesignSparkPCB ver.4 を本格的に触りましたが、やっぱメンドイので例のごとく削り基板でいきます。 なんか良い解説書ないっすか?


▼ いつもの削り基板

▼ 裏面にスイッチと PIC と抵抗

▼ 表面に Flux LED とトランジスタ



あと、フラッシュパターンを改めます。 最近一部のパトカーのパトライトが従来の回転灯と LED とのミックスタイプになっていますでしょう? 気付きませんか? あーそうですか。

▼ 参考動画: 新型パトカーの LED パトライト

あのパトカーに遭遇するとフラッシュパターンをジ〜っと観察してしまうのですが、お巡りさんのほうもジ〜っとこちらを見てくるので怖いですね。


とにかく、あのフラッシュパターンを取り入れる事にします。

1. ランダムフォー、2. トリプルフラッシュ、3. 高速トリプルフラッシュ、4. SignalAlert までは同じですが、5. 連続フラッシュを廃止して、J-PC フラッシュ(と勝手に名付けた)と差し替えてプログラムし直します。 J-PC フラッシュ(と勝手に名付けた)はトリプルフラッシュの変化版みたいな感じです。


▼ 反射板

この反射板には砲弾型 LED の頭が出るよう丸い穴が開いているのですが、Flux LED は 7.5mm の四角なので、そのままだと干渉して収まらなくなります。 広角に光るので反射板は要らないかなとも思いますが、コイツはどうも電池の押さえも兼ねているようなのです。

そこで丸い穴を四角い穴に加工します。

▼ 少し大きめに開口

▼ 基板をケースに収めたところ

▼ 完成!(見た目は全然変わらないけど)


次回、その点滅状態を見て頂きましょう。