LED 警光灯 4 台目 - 基板作り 3 -
前回失敗の原因を考えてみます。
1.光源がブラックライト
2.現像液の温度を上げ過ぎた
3.エッチング液の温度が低過ぎた
失敗の見本ですね。 結果を早く求め過ぎるという私の悪いクセが出ました。
基本はやっぱり大事という事です。
1. 光源
会社に転がっていた 15W の蛍光灯器具となんか訳のわからないアルミ板を加工し、それにケミカルランプを付けて露光用光源を作ってみました(電気屋なのでこんなのゴロゴロ転がってる)。
2.現像液
サンハヤトから発売されたばかりのスプレー式の現像液があります。 これだと温度管理もせず、流しに基板を置いてシュッシュとスプレーするだけで現像が完了するそうで。 これを使ってみます。
3.エッチング液
前回湯せんでやったのですが、やってるうちに段々とお湯が冷めてくるんですよね。 これは熱帯魚用の温調ヒーターで一定温度を保つように工夫します。
あと、前回はマスクにただのコピー紙を使ったのですが、今回はインクジェット用トレーシングペーパーを使ってみます。 少なくともコピー紙よりはマシでしょう。
さて、実際の作業です。
露光時間が分からないので、サンハヤトの資料に「ちびライト」という露光機でやった場合 180 秒だと書いてあったので、とりあえず 3 分でやってみました。
3 分経過したところで止めて基板を見ると、ほとんど変化が無いように見えます。 とりあえず現像してみましょう。
ていうか、この現像液、超便利。
▼ ヒーターで温めながらエッチング中
▼ 出来あがった基板を見ると 1 発目より遥かにキレイな仕上がり
調子付いたので、ちょっと実験してみました。
どうも最初にやった 3 分が良いようです(製造から 1 ヶ月の製品)。
そこで、もう一度露光時間 3 分で、今度はクランプで挟まないでやってみる事にしました。 というのも、一部の線が消えかかっているところがあったからで、クランプでアクリル板が曲がってマスクと基板に隙間が出来たのでは? と思ったからです。
すると・・・
▼ エッチング中
▼ エッチング上がり
左側に銅箔が残っている部分がありますが、どうせ切り落とす部分なので気にしない。
やっと満足いく基板が出来ました。
あとは・・・
出来あがり!