自転車通勤中のパンクはテンションがた落ち

昨日の朝、いつものように自転車で通勤中の事。会社まであと少し最後の信号待ちの時、前輪をふとみるとタイヤの溝に何か小さい光る物がはさまっているのが見えました。

それは光の具合によっては見逃してしまうほどのとても小さいものです。それに気づいてイヤ〜な予感がしました。とりあえず今のところタイヤも問題ないので、信号が変わると会社まであと 3,4 分 の距離を急ぐため走り出しました。

で、会社に着いて自転車を降りてライトを当ててよく見ると、間違いありません。 ほそ〜い何かピンみたいなのがタイヤに刺さっているのでした。

▼ 前輪に刺さっている何か光るモノ

最初は手で抜こうとおもいましたがこれが意外とガッツリ刺さっていて、ニッパーを使ってやっと抜いたソレは長さ 5 mm 位のピンのようなものでした。

▼ こんなモノが刺さってた

行き付けの自転車屋さん曰く「雨が降ったあとはパンクの修理が増える。雨で道路にある破片なんかが流されて、自転車が通る端に集まるから」の通り前日は雨でした。

朝通勤中の自転車のパンクほど気が滅入ることはありません。家を出てすぐならまだ対処のしようがありますが、30 分の道のりの途中でパンクなんてしようものならどうしようないのです。自転車屋さんはまだ開いてないし、一応パンク修理セットは常備しているものの朝の通勤時間帯途中でパンク修理なんてする気なんて起きず、降りて押して歩くなんて何の苦行かと。

へへへ〜でも今回は無事だったもんね〜だってパンクに強いていうタイヤに履き替えてたから〜

SCHWALBE(シュワルベ) MARATHON 700×32C

コレ、設置面側の裏に防弾チョッキの素材であるケブラーが使われて耐パンク性能が凄いという宣伝文句に惹かれ、まー正直半信半疑で前輪だけ交換して走って 4ヶ月。 後輪用にすぐもう一個注文したのは言うまでもありません。

今回たまたま停車時に刺さっている所が上に向いて光るモノに気付いたから良かったものの、気付かずにそのまま乗り続けたらどうなっていたか。もしかしたらパンクしたかも知れませんが、少なくとも普通のタイヤよりは全然安心して自転車に乗れるというのが実証されました。

ちなみに中のチューブは普通のモノです。 最近ホームセンターなどで「パンクに強いチューブ」とかいう穴が空いた時に中のパンク修理材が即座に穴を塞ぐという商品や、設置面側のゴムの厚みが 3 倍あるという商品を見ますがあれはあまり良くない、というかパンクしました。

前者は何より塞いだためしがなくパンク修理しようとチューブを外すと、空いた穴からベタベタの液体がこぼれ出しリムの中を見事に汚してくれます。後者は厚みがあるという事は逆に可塑性つまり弾力が普通より無いという事で、数ヶ月するとヒビ割れてチューブが裂けるようになります。だってパンク修理でパッチを当てて圧着してるそばから裂けるんですもの。

理屈的にはチューブよりは道路に直接接するタイヤのほうのパンク耐性を高めた方が効果があります。

このシュワルベのタイヤは少々お値段は高いですが、パンクの不安から解放されるのでそれだけの価値はあると思いますよ。