電子炊飯器のバックアップ用電池交換
我が家にはなぜか炊飯器が2台ありまして、東芝と三菱の一升炊きをローテーションして使っているようですが、最近 2 台ともコンセントを抜くと液晶表示が消えるようになりました。
▼ 下の写真はすでに修理したあと。 修理前の写真撮るのを忘れた。
本来ならばタイマー炊飯のためにバッテリーバックアップが付いているハズなのですが、どうもその電池(リチウムボタン電池)の寿命が尽きたようです。よく見たらそれぞれ 05 年製と 04 年製と書いてあります。
実は最近じゃなく今年に入ってすぐにその報告があったのですが、面倒なので放っておいてたんです。 さすがに「毎回時間を毎回合わせないといけない! 朝からご飯が炊けてなーい!」とウルサイので、修理してみる事にしました。 電池を交換すればいいだけなので簡単でしょう。
まず、ひっくり返して底板を外します。
▼ IH 炊飯器にはコイルが入っている
三菱のほうは操作基板に取り付けられていたのですぐに分かりました。もちろん電池ホルダーなどではなく、基板から出た端子に溶接で取り付けられています。
▼ 基板に取り付けられているリチウムボタン電池
そこで、これを強引に引き外します。 スポット溶接なので、小さめのマイナスドライバーを挿しこんでグリグリと左右にこじると比較的簡単に取れます。
次に新しいリチウムボタン電池を用意します。 使われていたのは CR2450 でしたが、手持ちの関係で CR2032 を使う事にします。 リチウムの 3V のボタン電池だったら何でもいいでしょう。
まず、新しい電池にリード線をハンダ付けします。 そのままだと電池表面にハンダは乗りません。 事前にヤスリなどで表面を削っておくとハンダが付くようになります。 電池を傷めないよう短時間でハンダ付けするのがコツです。
このリード線を基板から伸びている電池が溶接されていた端子にハンダ付けするわけです。
電池の固定は両面テープで行います。 基板上の他のジャンパ線や電池のリード線に接触させないよう両面テープで絶縁も兼ねます。
続いて東芝のほうに取りかかります。 こちらは操作基板ではなく、内部奥のインバータ基板のほうに付いていたので少し手間取りました。
▼ 奥の右上に見えるボタン電池
同じように溶接してある電池を引き外し、新しい CR2032 にリード線をハンダ付けして基板に出ている端子にハンダ付けします。